【GALLERY】金井田英津子 原画展 『瓦 経』『文豪怪談傑作選』

『瓦 経』
『文豪怪談傑作選』
切ったはずの黒髪が、未だ私の背のうしろで長々とけぶっていた。
はてなといぶかしく思いながら、それでも私は灰礫の道を急いでいた。
青馬となった私の体。
下の娘の腹の底。
雉子を見る。
土鳩の頸根。
やがて吊橋にさしかかる。
河童2枚。

【会期】2009年6月20日(土) - 8月2日(日)
【開館時間】11:00am - 8:00pm
【休館日】毎週火曜日(祝日の場合は翌日)
【入館料】無料
【会場】フリッツ・アートセンター
〒371-0036 前橋市敷島町240-41
Tel; 027-235-8989 Fax; 027-235-8990
E-mail; info@f-ritz.net URL;http:// www.f-ritz.net

【作家プロフィール】
金井田英津子 かないだ えつこ
1955 年群馬県桐生市の生まれ、版画家。国内外で作品を発表するかたわら、本の装丁・装画を手がける。日本の名作文学を画本にする仕事として、萩原朔太郎「猫 町」、内田百閒「冥途」、夏目漱石「夢十夜」、「井伏鱒二「厄よけ詩集」(パロル舍)、造本・装幀・挿画の作品に「三まいのおふだ」「日本むかしばなし ねずみのよめいり」(くもん出版)、北村恵理「ハコの牧場」(福音館書店)、表紙画の作品に「文豪怪談傑作選」(ちくま文庫)のシリーズなどがある。長谷 川摂子「人形の旅立ち」(福音館書店)の挿絵で第18回赤い鳥さし絵賞(2004年)、また第三十八回造本装幀コンクールにおいて審査委員奨励賞受賞。
日和聡子 ひわ さとこ 作;「瓦 経」
1974年島根県邑智町に生まれる、詩人・小説家。詩集「びるま」(青土社)で第7回中原中也賞(2002年)受賞。詩集に「唐子木」、「風土記」、「虚仮の一念」(思潮社)、小説に「火の旅」(新潮社)、「尋牛図」、「おのごろじま」など。
【作品紹介】

『瓦経』 (発行;岩波書店 2009年3月)
もうすぐ日が暮れる。
闇が来ればきっと迷う。
作為無作為の混濁に,彷徨い,眠り,目覚め,落ちる,珠玉の掌編6編.
『文豪怪談傑作選』 (編;東 雅夫 発行;筑摩書房)
川 端康成「片腕」、森 鴎外「鼠坂」、古屋信子「生霊」、泉 鏡花「黒壁」、柳田國男「幽冥談」、三島由紀夫「雛の宿」、小川未明「幽霊船」、室生犀星「童子」..... 。文豪たちが描く「怪」。2006年から夏季限定の企画として始められた文豪怪談傑作選シリーズ既刊10卷。



