EHON-YA 絵本屋 : 【絵本屋】『トヤのひっこし』

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『トヤのひっこし』



文 ‖ イチンノロブ・ガンバートル
絵 ‖ バーサンスレン・ボロルマー
訳 ‖ 津田紀子
32P.  30.6×23cm
定価 ‖ 1,500円+税



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 るの おわりの そうげんに、あさが きました。
 「きょうは、ひっこしだ。みんな、にづくりを てつだうんだぞ」
 おとうさんが しきものを まきながら いいました。おかあさんは ゲルの ほねぐみを はずし、
 おとうとは はいはいしながら、あたりを きょろきょろ みまわしています。
 トヤは バケツに はいった ヨーグルトを ゲルから はこびだして、きました。
 「おとうさん、どこに ひっこすの ?」
 「ここよりも もっと みずも くさも ある いいところだって」
 と、おにいちゃんが らくだを ひっぱってきて いいました。

 ..........




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ヤという女の子が家族とともにゲルを解体し、荷物をまとめて、新しい放牧地にひっこします。山羊は先頭をトットコ、トットコ、羊は後から トコトコ、トコトコ、牛はトンコ、トンコ、馬はタッタカ、タッタカ、らくだの首に結わえた鈴がシャラン、シャリン、犬はにおいを嗅ぎながら、クンクンク ン......。羊の元気な鳴き声とお兄ちゃんが大声でうたった歌が草原に響く大合唱となりました。
途中、風が吹いてきて、ザァーザァーと雨が降った後、空いっぱい虹がかかりました。
いろんな親切な人に出会い、何日も歩いたある日、家畜たちがいっせいに走り出しました。なんと、美しい湖が目の前に現れ、新しい放牧地にたどり着いたのです!
モンゴル人作家と画家による創作絵本で、モンゴル大草原の空間、風景、暮らし、風習などを楽しんでいただきたいと思います。




【プロフィール】

イチンノロブ・ガンバートル  Ichinnorov Ganbaatar
モンゴル文化芸術大学美術部卒業。2004年、第14回野間国際絵本原画コンクールで奨励賞を受賞。大学時代の同級生でもある妻のボロルマーと共同で、絵本や紙芝居を多数創作している。『センジのあたらしいいえ』(こどものとも年中向き)、『いしのおもちゃ』(こどものとも)、『こくこくこっくん』(こどものとも0.1.2)(以上、福音館書店)、紙芝居『おじいさんとトラ』(童心社)などがある。埼玉県在住。

バーサンスレン・ボロルマー  Baasansuren Bolormaa
モンゴル文化芸術大学美術学部卒業。2008年に来日、日本を拠点に絵本作家、イラストレーターとして活躍。2004年第14回野間国際絵本原画コンクールにおいて『ぼくのうちはゲル』がグランプリを受賞、2013年ボローニャ国際絵本原画展入選など、受賞多数。絵本に『モンゴルの黒い髪』(石風社)、『お月さまにいるのはだあれ?』(文教大学出版事業部)、『おかあさんとわるいキツネ』(福音館書店)、『バートルのこころのはな』(小学館)、『ゴナンとかいぶつ』(偕成社)などがある。埼玉県在住。

津田紀子  つだ のりこ
早稲田大学卒業後、モンゴルでモンゴル語と児童文学を学ぶ。ウランバートル大学大学院修士課程修了。モンゴルの児童文学を日本に紹介し、ガンバートルとボロルマーの共作絵本の翻訳者としても活躍。ほかの翻訳作品に「男の三つのお話」(ジャンビーン・ダシドンドグ著/『天国の風〜アジア短篇ベスト・セレクション』新潮社・所収)などがある。近年の経済成長によりモンゴルの人びとの生活が急激に変わっているなかで、いまも伝統的なライフスタイルを守りながら、草原に生きる遊牧民のことに興味をもっている。現在、モンゴル在住。

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