基礎知識

【ファクタリングを初めて利用する人へ】必ず確認するべき内容

ファクタリングを初めて利用する際に確認すべき内容を徹底解説

ファクタリングは、初めての方でも簡単に利用できる資金調達方法です。
とはいえ、審査や契約手続きなどがあるため、利用することに対して難しいイメージを持っている方が多いのではないでしょうか。

そこで本記事では、ファクタリングを初めて利用する際に確認すべき内容について徹底解説します。
これから解説する内容を把握しておけば、スムーズに資金調達しやすくなります。
ファクタリングの利用を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

初めてでも簡単に利用できるファクタリングとは

ファクタリングの仕組み

ファクタリングとは、ファクタリング会社が売掛債権を現金で買い取ってくれるサービスのことです。
利用すれば、売掛金の支払期日よりも早く現金を受け取れるため、短期的な資金繰りを改善させやすくなります。
「売掛債権を持っているが、手持ちの現金が少ないため社員に給料を払えない」などといった状況で、有効な資金調達方法です。

ファクタリングで調達できる金額は、主にファクタリング手数料で決まります。
ファクタリング手数料とは、ファクタリング会社に支払う手数料のことです。
売掛金の額からファクタリング手数料を差し引いた額が、調達できる金額です。

手数料は、ファクタリング会社が負う売掛債権未回収のリスクによって異なります。
売掛先が支払期日までに売掛金を支払えなかった場合、ファクタリング会社は利益を上げられません。
売掛金の額次第では、大きな損失を抱えることにもなります。
ですので、ファクタリングでは、売掛先の信用度によってファクタリング手数料が高く設定されることもあります。

ファクタリングはビジネスローンや銀行融資などとは異なり、資金を借り入れるわけではありません。
あくまで売掛債権と現金を取引しているだけなので、審査が甘く気軽に利用しやすいです。
税金を滞納していたり赤字経営だったりしても、利用できる可能性があります。

ファクタリングについて詳しく知りたい、ファクタリング会社をさっそく探したい方は、以下の記事を参考にしてみてください。

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ファクタリングを初めて利用する前に確認すべき項目

ファクタリングを初めて利用する方向けに、ファクタリングの基本情報を解説します。
あらかじめ基本情報を確認しておけば、スムーズに資金調達しやすくなります。
ファクタリング会社に申し込む前に、ぜひ確認しておいてください。

(1)対応している事業形態

個人と法人の違い

利用するファクタリング会社を選ぶ際は、対応している事業形態を確認しましょう。
企業によっては、個人事業主の利用に対応していないことがあります。
法人の利用にのみ対応している企業に個人事業主が申し込んだ場合、審査に通りません。

再度利用するファクタリング会社を探さなければならないため、資金調達を完了するまでに時間がかかってしまいます。
ですので、まずは対応している事業形態を確認してください。

(2)ファクタリングの種類

種類 内容
一括ファクタリング 売掛債権を取引
商品在庫ファクタリング 商品の在庫を取引
医療報酬ファクタリング 医療報酬債権を取引
国際ファクタリング 輸出債権を取引
家賃収入ファクタリング 家賃収入を取引
給料ファクタリング 給料債権を取引
保証ファクタリング 売掛先の支払いをファクタリング会社が保証

ファクタリング会社が対応しているファクタリングの種類は、企業によって異なります。
対応している種類によって、取引できる債権が異なります。
ですので、ご自身が所有している債権の種類に合わせて、利用するファクタリング会社を選びましょう。

数あるファクタリング会社の中には、給料ファクタリングに対応している企業もあります。
給料ファクタリングとは、給料債権を最短で即日現金化できるサービスのことです。
給料日までにまとまった現金が必要な方向けの、サービスとなっています。

便利なサービスではありますが、利用するファクタリング会社を選ぶ際には注意が必要です。
TwitterなどのSNSで、ファクタリング会社を装った悪徳ファクタリング会社が勧誘活動しているからです。

うっかりファクタリング契約を交わしてしまうと、相場よりも多額のファクタリング手数料を要求されることがあります。
SNSなどで勧誘しているファクタリング会社とは、ファクタリング契約を交わさないようにしましょう。

保証ファクタリングは、売掛先が売掛金を支払期日に支払えない場合、ファクタリング会社が保証してくれるサービスです。
そのため、すぐに資金調達できるわけではありません。

ファクタリング会社が対応しているファクタリングの種類を確認して、利用する企業を選びましょう。

(3)取引方法

取引方法 資金調達にかかる時間 ファクタリング手数料
3社間ファクタリング 遅い 安い (1~5%程度)
2社間ファクタリング 早い 高い (10~30%程度)

引用:STEP1:ファクタリング手数料の相場を知る!(資金調達プロ)

ファクタリングの取引方法には、3社間と2社間の2種類があります。
取引方法の種類によって、資金調達にかかる時間やファクタリング手数料が異なります。
より早く、安く資金調達したい方は、取引方法について知っておきましょう。

3社間ファクタリングとは、利用者の企業、売掛先、ファクタリング会社の3社で行う取引方法です。
ファクタリング契約を交わす際に、売掛先に債権譲渡を通知して承諾を得ます。
売掛先が債権譲渡を承諾するまでに時間がかかるため、資金調達を完了までに時間がかかってしまいます。

ただ、ファクタリング手数料が安く設定されやすいです。
ファクタリング会社は、売掛先から債権譲渡の承諾を得た上で売掛金を直接入金してもらえるからです。
売掛債権未回収のリスクが低いため、ファクタリング手数料が安い傾向があります。
より多額の資金を調達したい方は、3社間ファクタリングの利用を検討してみましょう。

一方、2社間ファクタリングでは、売掛先に債権譲渡を通知したり承諾を得たりしません。
支払期日に売掛先から振り込まれた売掛金を、利用者がファクタリング会社に支払います。
ファクタリングを利用したことが売掛先にバレないので、ご自身の企業の経営状態に対する不安を与える心配はありません。

ただし、ファクタリング手数料は高い傾向があります。
ファクタリング会社にとって、売掛債権未回収のリスクが高い取引方法だからです。
ファクタリング手数料よりも資金調達の早さを重視したい方は、2社間ファクタリングの利用を検討してみてください。

(4)契約時にかかる費用

ファクタリング契約にかかる費用は、ファクタリング手数料だけではありません。
ファクタリング会社によって異なりますが、主に以下のような費用がかかります。

  • ファクタリング手数料
  • 審査・事務手数料
  • 登記費用
  • 公正証書作成費用
  • 印紙代
  • 出張費用

かかる費用の内訳については、申込時の見積書で確認できます。
ファクタリング手数料以外の費用だけでも数万円かかることがあるので、確認しておきましょう。

(5)買取対応している売掛債権の上限・下限額

買取対応している売掛債権の上限、下限額は、ファクタリング会社によって異なります。
売掛債権の額次第では審査に通りません。
たとえば、売掛債権の買取上限額が1億円、下限額が100万円の場合、売掛債権の額が1億円を超えたり100万円未満だったりすると審査に落ちます。

ですので、ファクタリング会社を選ぶ際は、売掛債権の買取上限額と下限額を確認しておきましょう。

(6)審査・契約時に必要な書類

ファクタリングの審査や契約時に必要な書類を確認しておきましょう。
主な必要書類は以下のとおりです。

  • 会社概要を確認できる資料
  • 売掛金の証明書類
  • 税金・社会保険の関係書類
  • 過去の決算書
  • 資金繰り表
  • 本人確認書類 など

ファクタリング会社から要求される書類は、利用する企業や利用者の事業形態などによって異なります。
あらかじめ問い合わせフォームや電話などで確認しておけば、スムーズにファクタリング契約を交わしやすいです。

ですので、利用するファクタリング会社を決めたら、審査や契約時に必要な書類を確認しておきましょう。

ファクタリング会社を初めて選ぶ際の注意点

悪徳ファクタリング会社を見極める方法について解説します。
先ほど解説したとおり、ファクタリング会社の中には、相場とかけ離れた額の費用を要求してくる悪徳ファクタリング会社もあります。
うっかりファクタリング契約を交わしてしまうと、資金繰りを改善できなくなってしまいかねません。

ですので、これから解説する内容を参考にしながら、安全に利用できるファクタリング会社を選びましょう。
信用できるファクタリング会社を見つけておけば、今後も安心してファクタリングを利用できます。

それでは詳しく見ていきましょう。

(1)会社概要によく目を通す

項目 確認するポイント
会社の住所 地図サイトで検索するか直接足を運んで、事務所があるかを確認
代表者の名前 代表者の名前がフルネームで記載されているかを確認
スタッフの写真 掲載されているかどうか

まずは、ファクタリング会社の会社概要に目を通しましょう。
悪徳ファクタリング会社には、以下のような傾向があります。

  • 会社の住所が偽物
  • 代表者の名前が名字のみ
  • スタッフの写真が掲載されていない

会社概要のページを開いたら、上の表の内容を確認してみてください。
悪徳ファクタリング会社ほど、あまり内容が記載されていません。
記載されている情報が少ない場合は、他の項目も確認してみましょう。

(2)保証人や担保が必要かを確認する

保証人や担保が必要かどうかを確認しましょう。
先ほど解説したとおり、ファクタリングは資金を借り入れるわけではありません。
そのため、保証人や担保は不要です。

しかし、悪徳ファクタリング会社は要求してくる傾向があります。
ですので、ホームページに保証人や担保について記載されていないかを確認しましょう。
ホームページで確認できない場合は、問い合わせ時に「保証人や担保は必要ですか」と質問してみてください。

(3)必要な費用の内訳を確認する

ファクタリング利用時に必要な費用の内訳を確認しましょう。
悪徳ファクタリング会社を利用すると、以下のような費用を要求されることがあります。

  • 消費税
  • 高額な事務手数料
  • 用途不明な手数料

ファクタリング手数料は非課税なので、消費税が発生しません。
消費税を要求された場合は、ファクタリング契約を交わさないようにしてください。

中にはファクタリング手数料を安く設定しておいて、事務手数料や用途不明な手数料で高額を要求する悪徳ファクタリング会社もあります。
ですので、ファクタリング契約を交わす前に、しっかり見積書や契約書を確認しておきましょう。

(4)償還求償権の有無を確認する

償還求償権の有無を確認しておきましょう。
償還求償権とは、売掛先が売掛金を支払えなくなった場合、ファクタリング会社が利用者に対して支払いを請求できる権利のことです。
資金調達後に売掛先が倒産したり破産したりした際、ご自身が売掛金を支払わなければならなくなります。

資金繰りを改善できなくなってしまうので、契約書で償還求償権についてしっかり確認しておいてください。

(5)口コミで評判を確認する

ファクタリング会社に申し込む前に、口コミで評判を確認しておきましょう。
悪徳ファクタリング会社は、悪評が広まるたびに名前を変えて営業している可能性があります。
口コミには、悪徳ファクタリング会社かどうかに関する内容が記載されていることがあります。

ですので、利用したいファクタリング会社を見つけたら、口コミで悪徳ファクタリング会社かどうかを確認してみてください。

(6)契約書を受け取って内容に目を通す

ファクタリング契約を交わす際は、契約書の原本かコピーをもらえます。
コピーを受け取る場合、目の前で契約書をコピーしてもらいましょう。

悪徳ファクタリング会社である場合、コピーするふりをして偽の契約書にすり替えられることがあります。
中には契約書すら渡してくれない企業もあるので、必ず受け取るようにしてください。

契約書を受け取ったら、念のため内容に目を通しておきましょう。
偽の契約書にすり替えられている場合、記載内容が変わっていることがあります。
ですので、ファクタリング契約を交わす際は、契約書を受け取って記載内容に目を通しておいてください。

より安全に利用できるファクタリング会社を探している方は、以下の記事を参考にしてみましょう。
安全に利用できるファクタリング会社を、約30社紹介しています。

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ファクタリングの申込から契約までの流れ

ファクタリングの申込から契約までの流れについて解説します。
利用するファクタリング会社を見つけた方は、ぜひ参考にしてみてください。

(1)条件に合ったファクタリング会社を探す

ファクタリング会社に申し込む前に、利用条件を満たしているかを確認しましょう。
確認すべき項目は以下のとおりです。

  • 対応している事業形態
  • ファクタリングの種類
  • 売掛債権の上限と下限額

先ほど解説したとおり、ファクタリング会社の利用条件を満たしていなければ、審査に通ることはありません。
利用条件を満たしていたら申し込みましょう。

ご自身が審査に通るか不安な方は、申し込む前に問い合わせてみてください。

(2)ファクタリング会社に申し込む

利用したいファクタリング会社を見つけたら、ホームページで申込方法を確認しましょう。
主な申込方法は以下のとおりです。

  • 電話
  • メール
  • 無料診断
  • 申込みフォーム

ファクタリング会社の営業時間内に申し込む場合は、電話を利用しましょう。
他の申込方法よりも簡単に手続きを行いやすいです。

営業時間外に申し込む際は、メールや無料診断、申込みフォームなどで手続きを進めてください。
翌営業日に折り返し連絡がもらえます。

(3)簡単な審査を受ける

ファクタリング契約を交わす際に、簡単な審査を受けます。
審査で確認されやすい項目は以下のとおりです。

  • 企業設立から経過した年数
  • 売掛先の信用力
  • 利用者の信用力
  • 売掛金の支払期日
  • 利用者の企業の売上と売掛金のバランス

審査結果は早ければ数分で判明します。
3社間ファクタリングの場合は、売掛先に債権譲渡の承諾を得る必要があります。
そのため、2社間ファクタリングよりも現金化に時間がかかりやすいです。

審査時に提出する書類に不備があると、審査に落ちてしまいます。
ですので、必要書類で不明な点があれば、提出前に問い合わせておきましょう。

(4)面談で買取条件を確認する

ファクタリングの審査を通過したあと、面談を行います。
面談では買取額や必要な費用などについて、ファクタリング会社と話し合います。
提示された条件を確認して、契約するかしないかを判断しましょう。

面談はファクタリング会社の事務所で行います。
中には出張面談サービスを提供しているファクタリング会社もあります。
時間がない方は、利用を検討してみましょう。

出張してもらう場合は、交通費や宿泊費などが発生します。
出張面談サービスでかかる費用については、利用する前に問い合わせておきましょう。

(5)正式にファクタリング契約を交わす

ファクタリング会社が提示する買取条件に承諾できる場合は、契約書にサインして必要書類を提出しましょう。
契約完了後、早ければ契約日当日にファクタリング会社から現金が振り込まれます。
3社間ファクタリングで取引した方は、以上で資金調達は完了です。

(6)ファクタリング会社に売掛金を支払う(2社間)

2社間ファクタリングで取引した方は、売掛先から売掛金を受け取ったら、ファクタリング会社に全額支払いましょう。
ファクタリングの申込から契約までの主な流れは、以上のとおりです。

必要書類を揃えておけば、スムーズにファクタリング契約を交わせます。
売掛債権を即日で現金化したい方は、しっかり事前準備しておきましょう。

まとめ

今回は、ファクタリングを初めて利用する際に確認すべき内容について徹底解説しました。

ファクタリングは事前に基本情報を把握しておけば、初めての方でも簡単に利用できる資金調達方法です。
利用条件や必要書類を確認して、利用する準備を進めておきましょう。
しっかり事前準備しておけば、スムーズに資金調達しやすくなります。

中には悪徳ファクタリング会社もあるため、本記事で解説した内容を参考にしながら、安全に利用できる企業を探してみてください。